カメラマン
### 三つの能力値
🎲1d6 → 2
魅力:1 センスとデザインの技術
🎲1d6 → 5
根性:3 制御と安定度
🎲1d6 → 3
判断:2 アイデアと工夫### 人柄
🎲1d6 → 6
カメラを覗いているのは?:終末を記録する現場のジャーナリスト
🎲1d6 → 5
あなたにとって写真とは?:空撮愛機、もとい当時最新鋭のカメラを携えた女。物資の供給されにくくなりつつある今ではやや長物に近い趣味の扱いだが、撮れれば構いやしない。
高いところ好きが高じて俯瞰視点の構図を選ぶことが多い。何とかは高いところが好き。
全ての終わりに
🎲1d6 → 1
被写体:破滅の自然現象
🎲1d6 → 2
障害:権力を持つ人間この星が滅亡すると大々的に放映されてから、ちょうど一年が経とうとしている。
あらゆる専門家たちが頭を悩ませてきた破滅の自然現象は、地下深くの溶岩が原因ということで解決された。否、解決というと語弊があるか。滅びゆく世を儚むか、残り少ない人生を充足させようとあらゆる方法で着飾るか、そうでなければ平凡な日常に逃避することに人々の解決は終始した。つまるところ、もうなるようにしかならない。
私の仕事は、この世の終わりを見逃したくない視聴者向けにリアルタイムな報道をし続けることだ。
最も火山活動が露出していることで世界一有名になったこの山岳地帯では、忍び込もうとする不埒な輩を(いったい誰のことだろうな)見張って、必要ならば追い出すための警備員が増員された。滅びの原因を守り続けることほど無意味な労働もないと思うが、何であれ彼らの仕事には違いない。ご苦労なことだ。
警備員をかいくぐる:根性で!
🎲3d6 → 5,2,4(合計 11)
最大5!失敗!ストレス+1あのカメラ仲間は大嘘つきだということだ。まさか、伝手で知った裏道が完全に封鎖されていようとは。
降り立った塀の先には警備員がずらりと並んでいた。人目を忍んで入り込んだつもりが、これじゃあ文字通りに袋のネズミである。
私は俊足よろしく駆けまわったが多勢に無勢、あっという間につまみ出されてしまった。ご丁寧に偽造のパスカードを抜かれた上で。
写真の出来栄え:
🎲1d6 → 6
🎲3d6 → 5,5,4(合計 14)
🎲2d6 → 1,2(合計 3)
6+5+2=13!自信を持って素晴らしいと言える写真カメラマンという仕事は、ありのままを世に出してこそ意味がある。
つまり、これはせめてもの抵抗である。去り行く複数人の後ろ姿をファインダー越しに覗く。
誰一人とこちらを顧みない衛兵共が、ささいな埃を立てつつ背を伸ばしている歩き姿。ここが世界の破滅の中心部であるということさえ知らなければ、メッセージを込めた洒落た写真で済んだのだろうか。