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はちみつ色

2025-08-02

自作なのに遊び方を間違えています。

やるぞ

いろいろあって、調合の手本を見せることになった。
というか、クミナが見たがって聞かなかった。最近のクミナは聞き分けない子どもではないし、言い聞かせればそう危険なこともないだろう。

🎲1d6 → 3
素材数:3

一つ目の素材

🎲2d6 → 3,6(合計 9)
分泌物、蝋
🎲2d6 → 4,3(合計 7)
半身くらいの大きさ/緑系
🎲2d6 → 2,5(合計 7)
柔らかく、旨味がある
🃏 → 🔶ダイヤの 1
🃏 → 🧡ハートの 9
治癒・再生、感電・麻痺

そもそも、私の調合を見学することはこれが初めてではないし、正直なことを言えばクミナが手伝ってくれるのは丁度よかった。今回予定している調合は、私一人の力ではなかなか苦労しそうだから。
まず、最初に処理を行うのは樹脂だ。いわゆる普通の樹液が固まったものではなく、特定の種の樹液に限られる。特に大木のうろに溜まった樹脂が素材として最適であるから、自然と巨大な樹脂が用いられることになる。

そう、巨大な。とてつもなく、重い。

処理内容は熱して溶かすだけといたって単純なのだが、こうも大きい樹脂はまず鍋に運び入れることだけで重労働だ。何せ、人一人分くらいの重さがある。二人して強化剤を服用した上で、ようやく抱え運ぶことができた。クミナはすっかり汗だくで働き切った顔だが、気持ちはよく分かる。うちにも、そろそろ力仕事の人員が必要なのかもしれない。

二つ目の素材

🎲2d6 → 6,5(合計 11)
昆虫
🎲2d6 → 3,6(合計 9)
手のひら大、特殊な色
🎲2d6 → 2,5(合計 7)
柔らかく、旨味がある
🃏 → 🔶ダイヤの 5
治癒・再生
🃏 → 🍀クローバーの 12
浮遊・軽量化
🃏 → ♠スペードの 2
成長・膨張
🃏 → ♠スペードの 10
衝撃・火薬

樹脂を大鍋で溶かす作業はクミナに任せて、次の素材の処理に移る。

トダナ虫という。拳ほどの大きさで、構造色を持つ昆虫だ。栄養が多くて優秀な素材だ。ただし、外皮は火花などから引火しかねない危険物でもある。
この外皮を細かい粉末に加工したいが、そのまますり潰すと爆発を起こすので、水でふやかしながら作業することになる。

下準備さえあれば気を張る必要のない、のんびりとした作業だ。クミナと二人、他の話をしながら進めた。やりたい調合だとか、これから学びたいことだとか。どうも、クミナには目標が多いようだ。

三つ目の素材

🎲2d6 → 3,6(合計 9)
分泌液・蝋
🎲2d6 → 3,1(合計 4)
手のひら以上/赤系
🎲2d6 → 1,3(合計 4)
液体/辛い
🃏 → 🍀クローバーの 5
酸・溶解

さて、火にかけた樹脂が煮詰まって茶色くなったら次の作業だ。少量を小皿に取り、振りかけた塩が赤く見えれば準備は完了。

調合

🃏 → ♠スペードの 9
じっくり/焦がす
🃏 → 🧡ハートの 3
素早く/刻む・砕く
🃏 → ♠スペードの 3
じっくり/刻む・砕く
うっかりプロンプトを飛ばしていましたが、奇跡的に内容が合致したので良しとします。奇跡~

樹脂の大鍋に濾したトダナ虫を投入し、火勢を抑えながらかき混ぜ続ける。二つが馴染むまでのおよそ三時間ほど、根気よく作業を続けねばならない。大量の樹脂は重く、なかなかに力を要求される。二人で交代しながら作業を続けた。そろそろ撹拌機でも導入しようかな、と心底考えながら。

虫の粒が見えなくなったら、火から下ろして自然に冷ます。小分けにして冷凍したら、とろみある火傷用治療薬の出来上がりだ。と言っても、完全に冷めるまでには半日かそれ以上かかるので、完成品の確認は明日以降になる。

煮詰めた樹皮の色が気に入ったのか、クミナは小分けにされた列をしばらく眺めていた。
使う機会は……ないに越したことはない。せめて、完成品の確認は一番にさせてやろうか。