キャラメイク
🃏 → 🧡ハートの 1
陽光降り注ぐ清流の御所に住む精霊。温かで明るい光の体。
人々の喜びや嬉しさを食うのが好き。
1
🎲2d6 → 1,4(合計 5)
オルゴール
🎲1d6 → 1
豊穣
訪れたのは山二つ向こうにある田舎の村長。かつて聖人から授かった「実りの奏で」が力を失ってしまったので、加護を得たいという。
その音の鳴る箱は、植物や畑の実りを手助けするというもの。そのピンが一枚外れて以降、村の畑はすっかり枯れてしまったらしい。
なるほど、確かに尋常の存在でないものの力を帯びていた痕跡がある。自分の与えられる加護とは全くの別物なのだけど、彼らは構わないのだろう。光の指で軽く弾いてやったら、また可愛らしい音を奏で始めた。
老夫婦は平身低頭めいっぱいの感謝を述べ、何度も頭を下げた。彼らの短い生もこれで大きく変わるのだろう――二人は大事そうに箱を抱え、代わりにと差し出してきた。
似たような飾りの箱だ。きれいな音こそしないものの、質は今の箱とも遜色ないように見える。
いわく、先代が家宝としていた箱らしい。豊穣の役目を新しい箱に譲り、お役御免となった。今は実りの祈りこそ持たないが、作りとしてはいたって上質なものであると二人は言う。
そして――倉庫で埃を被っているよりは、神聖な場所にあるほうが報われるでしょう、とも。
土産を置いて、二人は杖を突いて引き返していった。
既に壊れた箱。つついてもからくりの軋む音を鳴らすのみだが、「直して」みればいい趣味にでもなるかな。
2
🎲2d6 → 5,3(合計 8)
乾燥パスタ!乾燥パスタ!?
🎲2d6 → 1,2(合計 3)
豊穣
🃏 → ♠スペードの 1
次に訪れたのは、背が低い青年だ。人懐こい笑顔で元気よく頭を下げる。「精霊さま! 俺の羊の元気がないのです。どうか健やかな体と栄養をお与えください!」
聞くに、家畜の間に流行り病があるらしい。だんだんと動きが鈍くなり、牧羊犬からの逃げ足が遅れたり、どんくさく転んだりして、その傷が元でやがて命を落としてしまう。
人の生活が痩せてしまうのは由々しき事態である。この水を撒けばよろしいと、光を閉じ込めた滴を一滴垂らしてやる。
人に病をもたらすものは水か風、あるいはそれに乗せられた存在であるから、家畜についてもおおよそ同じことが言えるだろう。こちらを水で薄めて結界を形作れば、いずれ土地は清浄になるだろう。
また青年は破顔して頭を下げた。
荷物をがさごそと漁って、革袋を取り出してくる。中には紐のような麺のような茶色が覗く。「最近作れるようになった、おいしいスパゲティなんですよ!」――どうも、精霊が食事を取ると思っているらしい。
食えるか否かはさておき、礼の証には違いない。後で水に浸けて、飼い魚が食うか試してみようかな。