この世にRPのやり方的な記事があまり見当たらないので、個人的な内容を書いてみました。編集中です。
このページの内容は、クエストノーツというリアルタイムチャットシステムでのRPに限ります。他のRP場は分かんない。
でもそんなに尖ったことは言っていないはずなので、何らかの参考になれば幸いです。
前提
そもそもの良識
RPは交流をする遊びである。人付き合いである。良識を持って遊ぼう。
言うまでもないんですけど、この記事は良識のある人向けです。当たり前のことは書いていません。迷惑行為についてとか。
人に甘えすぎず怯えすぎず、自分に自信を持って遊ぼう。怯えて遊ぶのって楽しくないしね。
まあ理想論ではあるんですけど、基本はnot for meの精神で遊びたいですね。「あなたはそうなんだ、いいね! 私はこうなんだよね」というやつ。
RPについて
RPの傾向
前提として、「自分自身がキャラクターとなって発言すること」と「作ったキャラクターに発言させること」は別物であることには注意されたし。
自分がどちらであるのか、自覚を持っておくことを勧める。
両種を混同していると、お互いに違和感を感じたり、知らない間に迷惑を掛けたりすることになる。
以上は非公式wikiの記載。とてもいいことを書いてある。
このページの内容は、この記載の後者、かつRPボード(専用HOありのイベントボードを含む)で遊びたい人向け。
RPボードで遊びたい人というのは、がっつりめのキャラクター表現をするし、なりきり(PLのPC化)やメタ発言はしない。振る舞いもある程度の傾向がある。
と思う。そういうものの倉林視点をまとめている。
そんな的外れなことは言っていないはずだけど、こういうのはあくまで各人のローカルルールに過ぎない。RPのやり方は場所・人によって異なるので、このページの内容を広場などオープンボードで適用しようとしても「なんやねんお前」になることでしょう。
実際には、クエノ公式>ボードのルール>同席者の雰囲気の順で合わせて遊ぶことになる。
RP交流=うちよそ=恋愛目的ではない
RP交流=うちよそ目的というわけではない。
違うんですよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
キャラクター交流においては、恋人やバディ・それ以上に大切な相手など、唯一である関係性を唯一関係という。
RP好きの全員が唯一関係目的で遊んでいるわけではない。
まあもちろん、それ目的でPCを動かすこと自体は自由なんですけど、相手に同じ目的を求めるのは絶対にやめよう。
こういう唯一関係周りは最も問題が起きやすい要素なので、PLによっては過敏なことも多く、遅かれ早かれ誰かしら怪我をします。
引き際は見定めよう。断られてPLが傷つくなら、そもそもやらないほうがよい。
また、初対面やそれに近しいPCをそういうクエストに誘うのもちょっといったん考えよう。たいていは関係性ありきの面白さなので。
「流れと機会があれば考えるが、積極的ではない」というPLも多いので、不安ならあらかじめPLで確認を入れておくのが安心かも。
RPならOK
記事の前提として、倉林の基本思想は「RPならいいよ」という感じ。
「これをしたいんですけど大丈夫ですか?」はたいてい内容を聞く前にOKって言うし、確認なしで変なことを振られても、RPとして納得できたら相応に応じる。
ただし、これは「RPだから何をしてもいい」という思想ではない。何のRPだろうと、やるPL本人に全ての責任が発生するし、自他ともに筋の通ったRPが前提となる。
「RPだから何をしていい」と思い始めたら終わりです。倉林がそういうことを言い始めたら処してください。
RP
ボード参加時
まずはあいさつをしよう。こんにちは~。
別にあいさつ(こんにちは)でなくともよい。PCやPLの傾向によっては、そもそもあいさつをしないことだってある。いろんな状況があるしね。
ただ何であれ、第一声は「自分もこのボードのRPに参加しますよ」の表明になるので、タイミングを逃す前に何か言っておいたほうがいい。
初対面の場合、自己紹介はしてもしなくてもよい。しても名前と肩書き(冒険者です)くらいで十分。
倉林も三回会ってしっかり話し込んだ相手の名前を知らなかったことがある。行きずりってそういうものだよね~という感じが好き。
発言
とにもかくにも発言するのがよい。
話しかけられ待ちでずっとだんまりのPCというのは、正直話しかけづらい。無から話題を振るのは結構大変だし、誰だって無言PCよりは能動的なPCと喋りたい。
そういうわけで、話をしたいならまず発言するのがよい。卵が先かにわとりが先かみたいな話ですね。
入力中のえんぴつマークを付けるだけでも、相槌だけでもよいので、RPで遊びたいという意欲が相手に見えるようにすると本当にめちゃめちゃ歓迎される。
で、意欲を見せたら、次はRPに反映しよう。
RPは主にセリフで進んでいく。RPで反応しやすい順はセリフ>行動>心理描写となる。
行動描写
行動。地の文はたいていこれだと思う。
椅子に腰かけた、食事を口に運んだ、依頼書をめくった、……。書ける内容は無限にあり、RPの視覚情報としてはとても重要。
「何を書くか」は練習とか慣れだと思うので、日常的に取る行動の解像度を上げて、とにかくいっぱい描写してみるのがいいかも。うまい人ってここの描写の具体性が高い。倉林もそうなりたい。
例えば、「椅子に腰かけた」場面ひとつだけでも、書き方はいろいろある。
PC:さっきそこで猫見かけてさ~
←無関係の発言のみで、行動描写はなしPC:お隣、失礼するね。
←行動描写はないが、気遣いをもって隣席に来たことが分かるPC:(椅子を引いて腰かけ)
←発言はないが、何をしたかが伝わる
行動描写の量については各人の好み。全くしない人も結構いるし、日常的に二~三行くらい書く人もいる。
行動描写にPC表現を含むんでもよい。(近くの机にどっかり腰かけて)
とか描写したら、こいつ粗暴なんだな~ってのが自然と伝わる。
ただし、行動描写だけで能動的な発言がほとんどない(から結局話題に入れない)とか、行動に集中しすぎて会話を逃すとか、にもなりかねない。
やる本人が楽しいならそれでいいんだけど、お喋りで交流をしたいなら発言にも文字数を割り振ろう。入力に時間を掛けすぎるのはほどほどに。
心理描写
心理描写。いわゆる心の声みたいなやつね。
行動描写に比べると優先度は低め。
PC:(広場は今日も賑わってるなあ……)
これは相手PCの目に見えない情報となるので、どれだけ長文でも相手PCは反応ができない。
工夫してそのまま会話を続けてくれる人もいるけど、片方の発言内容がないことに変わりはないので、会話の弾みには繋がらない。
セリフとセットにするか、人が喋ってる間に挟んどくか、くらいがよい。心理描写に注力したいときは目に見える行動を伴おう。「言いよどんで目を泳がせる」とか、あの~指先で机をとんとん叩くとか。イライラするときにやるやつね。そしたら周囲も反応しやすいので。
心の動きが重要でない場なら、やる優先度は低いと言ってもいいかも。相手が描写してくれると得した気分になって嬉しいんだけどね。
相手の発言を聞く
積極性が大事な一方、RPというのは相互のやり取りをする遊びであり、喋り続ければいいというものではない。
というか、自分一人で喋り続けるというのは誰しも大変だし。
自分が喋ったら、相手が喋るための待ち時間を作ろう。基本的には相手のえんぴつマークが出たら待つが丸い。能動的に発言を譲りたいなら、話題振りや質問をして相手の返答を待つでもいい。
質問したけど返事を待たずに次に行く、はガチで失礼なのでだめだよ。また、他PCに向けられた質問を自分が答える、とかも控えよう。人の出番を奪ってしまうことになりかねない。
もし、いくら相手PCに問いかけても反応が薄い、暖簾に腕押し……という場合、RPを切り上げて立ち去ってよい。
自分だけが頑張っても疲れますからね。喋ってくれる人と遊ぼう。
パスを受け取る
上の項目で「話題振りや質問をしよう」と書いたが、雑談RPにおいては、名指しや質問形式ではない話題の振り方をするRPが多い。
とても多い。こういうのをロールフックという(かもしれない)。
話題を振って、答えて、振って、答えて……で会話が進行する。名指しではないが、れっきとした話題振りである。こういう振り方に気付いたり反応したりできないと、話題に入れなくなってしまう。
現実の日常会話と同様で、わざわざ名指しで聞かれなくとも反応しよう。
これは話す側がもっと分かりやすくする方法もあるけど、受け手としては自分に話題が向いたかどうかを察知できるようにすると、かなり喋りやすくなる。
特に、誰かがこっちを見るRPをしたときは反応チャンス!!!!! 何でもいいから喋ろう。「顔に何かついてますか」でも「何見てんだよ」でもいい。
誰しも、チャットの見逃しや応答タイミングを逃すことはある。が、手応えのない回数が増えると、この人は自分とは喋りたくないのかな……と思う。
手応えのない回数が増えると、次から話題を振らなくなる。
マルチプレイ
RPボード由来のマルチプレイでは、進行役を立てることはない。「進行役どうする?」という問い自体がメタだからね。もちろんnoticeで相談してもいいが、たいていは各々でタイミングを見て進行することになる。
進行の速さは、基本的には発言が遅いほうに合わせる。
倉林が観測しただけでも以下のようなプレイスタイルのPLがいる:
- 1メッセージについて、みんなが喋りたいだけ喋ってから進行
- 1メッセージについて、みんなが一言ずつ喋ってから進行
- 早めに進行して、喋りたい人がいたら止める
- 先に最後まで進行して、最後にまとめて喋る
- ……
RPボード勢というのは基本的にいっぱいRPしたい人たちなので、打ちあわせなしに一気に進行されると「いやまだ全然喋ってないんですけど……!?」になる。結構悲しいんだこれが。次からその面子のマルチ参加を迷うくらいには悲しい。
RP以前に文章を読む速さ/遅さもあるしね。
なので、メッセージごとに数秒くらいは待ってから進行しよう。ちなみに倉林は1。
なお、「しっかりRPします」「既プレイで選択肢回収します」などのプレイの方向性も、あらかじめはっきりさせたほうがいい。選択肢回収マルチに初見が混ざっていると本当~~~~~に悲しいことになるので。
選択肢回収とかエンド回収とか、RPよりも優先する目的があるマルチは身内とやろう。
無言・放置・見学
参加者は、今話してくれている相手のためにRPしている。無言・見学者のためにRPしているわけではない。
前述の意欲や負担の話もあるし、RPは「どの相手にどの情報を渡したか」を管理する遊びでもあるので、聴衆を避けるためには場所を移すしかない。結果発生するのは孤独……。
よって、人がいるボードをずっと見学するつもりなら、(見学バフが用意されている場合を除き)せめてRP上の理由を付けたほうがよい。
例えば「今はおいしい料理に夢中で話せそうにない」「ベンチで読書に集中している」とか。PL事情なら、PLとして「不慣れであまり発言しません」みたいに言っておくのもよい。
「一切無言で反応がない」が最もよくない。
寝落ちはもってのほか。クエノ閉じて寝なさい。
雑談
今いる状況に応じた雑談・日常会話のこと。宿系ボードだとこれがメインだと思う。
内容はまあ何でもいいので、興味を持ったことについて言及してみよう。目の前にいる人、今いる場所、近くの店のこと……。
RP交流はそもそも相手に興味を持つ遊びなので、本音では興味がなくても興味を持つ振りくらいはできるようになろう。相手PCも相手PCなりの興味を持つので、そのまま話し込んでみよう。
話題
何を喋るか思い付かない場合、自分が結果的に何をしたいかをRPに含めた質問にする。
- このボードについて知りたい→「初めて来た」「ここらに詳しくない(ので教えて)」
- 友達が欲しい→「同業者に顔を売りに来た」「人手を探している」
- マルチしたい→「金がない(ので稼ぎたい)」
PCがメインの話題に興味を持てないなら、いっそ話を変えちゃってもいい。PCとして自然なら、急に心理テストとかやりだしてもいい。
別々の話題に分かれて、そのまま並行して話し続けてもいい。←ただ、これの好みと是非は人によるかもしれない。倉林は話題の並行が好きなので、結構積極的に分裂させます。
後述のような、自分語りに繋げたいだけの雑談はやめよう。みんな、だんだん聞いてくれなくなるから……。
それならいっそ直接的に「自分の話を聞いて!」みたいに言ってもいいと思う。でも断られても泣かない。
反応しづらい話題1
何も思い付かない場合は、とりあえず自PCらしいことをするのが一番楽。読書好きなPCが本を探すとか、食いしん坊が食事処を探すとか。
ただし、あくまで日常会話の場であるなら「大食いなのでハンバーグを30皿平らげますよ」のような人並み外れた一発芸はしなくていい。
というか、しないほうがよい? 場所と内容にもよるが、倉林はあんまり好きではない。好みの話なので無視してもよいが、理由は以下:
- 数で勝負するとひけらかしになりやすく、話題の中心とするには弱い。
- 数でひけらかすよりは、会話の合間にもひたすら食べ続けているとか、一つをすげ~おいしそうに食べるRPをするとか、逆に野菜だけきれいに残しているとか。そういう文章で出されたほうが、反応・言及しやすいし、RPっぽいと思う。
でも食べ物を無駄にするRPは慎重に。
あとまあ、インパクトがある行動って、インパクト止まりなので会話にならない。何度もされたら慣れちゃうしね。
反応しづらい話題2
クエノならではの話題として、クエストがある。
今までに受けたクエスト(依頼)の話をする、というやつね。起承転結があるし、何より同業者に通じやすい話題でもある。
……が、内容をそのまま話すのはちょっと慎重にしたほうがよい。ネタバレになる(倉林はものすごく嫌です)し、他PCがそれをプレイした可能性、あるいはこれからプレイする可能性がある。
- マルチで同行しなかった面子が、同じ事件を知っていることになる。
- もしくは、同じ事件が何度も起きていることになる。
- マルチエンドクエストなら、特定エンドが史実であるという確定になる。
つまり、RP的な整合性がおかしくなってしまうんですね。タイムパラドックスじゃなくて何だっけ。
まあクエノ自体がそういうシステムだよね~で流していいことなんだけど、気を使う場面が少ないに越したことはないので。メタの気配も出てしまうしね。
話題にするなら「この依頼が気になる(これから受けたい)」と切り出すか、「奇妙な触媒を使う魔術師に振り回された」というように、できればクエストを特定できない程度にぼかそう。もしくは、ゴブリン討伐のような、ネタバレ配慮の必要がないクエストを話題にしよう。
反応しづらい話題3
以上の「反応しづらい話題」とはまた違う意味で、取り扱いを気を付けたほうがいい話題というのもある。今時は現実でも気を付けるようなことだけど、一応書いておく。
それはセンシティブなこと、性に関すること。
具体的に言うとあれだからぼかすんですけど……いやでもあんま思い付かないな……。とりあえず各々で性に関するRPを思い浮かべておいてください。
そういうRPが好きなのはたいへんよいと思います。でも、公のRP場で歓迎されるかどうかとは別。
- そもそもクエノの公式規約でアウトなラインがある。
「別に平気でしょ😁」というマインドならやめなさい。気を付けられる人は、クエノ以外の場所でやろう。 - ボードの雰囲気や他者のRPを著しく壊す。
規約に触れないマイルドな表現だとしても、せめて他人がいない場所で、サシでやろう。
ここで気を付けるべき話題は、性表現というほどガッツリなことに限らず、例えば単なる下世話な話程度もこれに値することが多い。「男と女のうんぬん」もそれ。性別が男女でもそれ以外でも同様。
この世に存在する漫画やアニメにおいて、性表現やいちゃいちゃ(婉曲表現)が許されるのは「存在がその作品内で完結しているから」であって、RP場でそれをやって許されるということではない。これはRP以外の万物についても同じことが言えるね。
男子会で下ネタが盛り上がるとかはいいよ(倉林はね)。
下町的な治安の悪さが好きな人もいるし、そうでない人もいる。場と面子を見ようという話。
RP表現
RP表現は発言以外のことでもできる。
物理的な距離感
例えば、でっかいカフェの店内ボードで、左上のテーブル席と、右下のテーブル席とで会話をする。
……遠くね? と思いますよね。
いやまあ、クエノというゲームのチャットでは叶う行為なんだけどね。左上と右上の距離で会話することは可能なんですけど、PCは「遠い」と感じるのが自然なんですよ。
倉林は1コマだいたい1歩~1メートルくらいの距離感で考えているけどこれは人による。まあ何にせよ、普通の人型PCなら次の行動をするのが自然に感じる:
- 話をしたいので近くの席に寄る・同席する
- 内緒話をするため隣に座る
- 「こっちの席においでよ」「座って話さない?」と呼び寄せる
物理的な自然さがどうかを考えると一気にRPっぽくなる。これは立ち位置に限らず、いろんな点での遊びを増えすことができる。
例えばボードのオブジェクトでも遊べる。壁の向こうの誰かの姿は見ることができないし、ピアノを弾く人はピアノの前に座るのが当然だ。RP表現というのはそういうことの積み重ねでできている。
これを日頃から考えておくと、「背後の会話に急に割り込んでしまう」みたいなことも減らせる。
これ、やられた側は結構「え?」になるので、気付けると強いですよ。自分がやったときはガチすみません………………になる。
ただし、これはある種の単なる思想なので、どうでもいい人は全然こだらない部分でもある。同じテーブルに詰めないと話せないってのもなんかこう、窮屈な話なのでね。実際は距離を詰めるのが難しい状況も多々ある。
距離感に限った話ではないが、(自分が)RPでこだわる、という程度に留めよう。
自PCの設定語り
自分の身の上話
身の上話、自語り。よくあるテーマですね。
そもそもなんですけど、仲良くない人の身の上話は面白くない。
魅力がないという意味ではなくて、どうでもいい。自分から聞いたわけじゃないのならなおさら。
人に対する評価というのは、まず仲のよさにかなり左右される。PLの日頃の行い・信頼と言い換えてもいいかも。
PCが面白ければいいというものではないので、初対面だとかでいきなり自慢話をやってしまうと、PL自体に「普段からそういうことするんだな」「相手を賛同者にしたいだけなんだな」の印象が付く。
経歴自慢をするような高慢なPCならばいいと思う(倉林はね)が、PLが素でそういう行為をすると面白くない。
PLが聞いてほしいだけならやめよう。RP上の自慢話は自覚を込めてやろう。
特殊な身の上話
各PLには対応できる世界観の限度がある。
クエノの公式説明は剣と魔法のファンタジーなので、その基準から離れた世界観は受け入れられづらい。具体的には、現代(の高技術)や異世界転生、独自すぎるファンタジー世界など。
これはそういうキャラを作るなという話ではなく、身の上話は限度に触れやすいため、相手との関係性が浅いうちは喋らないほうが丸いという話。
現実でのクラス替え初日や行きずりのバー、旅行先で出会った人と話すときと同じで、初対面で「ここおいしいお店ですね」「自分、職種は何で~」という話はしても、家庭環境や来歴まで話すことはない。話されても反応に困るもんね。
情報開示には向き不向きがあり、来歴は初対面の話題には不向き。そういう話はいつメンや親友相手にやろう。
客観視
受け入れられないPCや話題が出たときの人々は、さりげなく話題を変えるか、退出するかする。
なので、「みんなが自分の話を拾ってくれないな~」「あんまり話す相手がいないな~」と感じたら、まず自分の話がおもんない可能性が高い。
自分に興味を持ってもらうためには、まず相手に興味を持つこと。自分の話をするよりは相手の話を聞こう。
みんなと仲よく
例えば、AさんBさんの二人がいる場に、Cさんが合流したとする。
CさんがAさんとだけ会話をし続けている、というのは、Bさんからすると非常に心証が悪い。
まあこの場合、BCが相互ブロックであるとか、Bさんがそもそも無口でCさんから話しかけようがないとかもあるが、そうでない限りは基本その場のみんなと仲良くするように心がけるのがよい。
これはシンプルに、自分の今後のため。
遊び相手を選ぶPLはかなり印象が悪い。当然の帰結として「話しかけても反応悪いから、他の人と遊ぼう」となり、地味に友達が減っていく。周りに人がいないPCというのは、他者からも避けられやすくなる。
好きな相手とだけ遊びたい場合は、直接プライベートボードに誘うか、自分で入場制限付きのボードを作ろう。
仲良くしないPC
手のひら返しなんですけど、わざと相手を選んでいるPCはよいと思う。RPなので。
ただし、相手を選んでいる旨や理由を地の文などでしっかり補足することが必要だし、それで周囲に好かれるかどうかもまた別の話。
人見知りPCがいるとして、「仲良し以外にだんまり」は歓迎されないが、「おどおどしながらも相手に興味を持つ素振りがある」はとても歓迎される。この差は大きい。同じPC設定でも、PLのやり方次第でいくらでも交流できる。
交流の意欲の有無はとても大事なので、他人が見て分かるようにしておきたい。遊ぶ気がなさそうにしている人と遊ぶ理由って、正直ないですからね。
故意でもそうでないにしても、仲良くできない場にあえて突っ込むことはやめよう。
例えば、男嫌いの女PCが自分で男所帯に混ざってきておいて、文句ばっかり言う……とかね。元々喋っていた人からするとただひたすら迷惑なので。
女好きPCが男所帯に混じって男しかいないと嘆く……も同様。同性の友達を大事にしなさい。嫌なら帰っていい。できるRPは他にもある。
あえての失礼
RP上の表現であえて失礼な行動をすることもある。
ただしこれは、「PCが失礼をする」という自覚を持つPLだからできる。
分かりやすいところで例えば、口が悪いPCとか、高慢な貴族PCとか。
倉林はそういうPCがすっげ~~~~~~~~~~~~~~好きなんですけど、そういうPCは扱いがとても難しいので、交流の場でうまく動かせるということへの尊敬も込めて好き。
PC自体が失礼なやつでなくとも、言動に失礼を込めることはできる。
例えば、人の名前を間違えるRP。「そそっかしいPCだな」「いや、もしかして他人に興味がないのかな?」と相手に伝わる。さりげなくRP表現にできるというわけですね。
こういうものの積み重ねでキャラクターを表現するのが倉林の理想です。やりてえ~。
言うてもまあまあ失礼ではあるので、全てにおいて「故意でやっています」をちゃんと伝えよう。
RPじゃなく素で間違えたときはすみません。誰しもうっかりはあるよね。
PLとPCを切り分ける
PLがむかついたのでPCも怒る、PLが病んだのでPCも病む、はよくない。逆もよくない。
PLとPCは別物。相手PLはカウンセリングをしに来ているわけではないので、両者はしっかり切り分けよう。
「なぜPCがこの行動をしたか分からないが、後から感情的な理由がしっくりくる」というPLは、PLとPC間の感情を同期しているタイプが多いと思う(個人の意見です)。
PL本人が分からないということは、つまりPLの気分や勢いでRPしているわけなので、相手をむやみに振り回すことに繋がりかねない。
自覚があれば何をしてもいいというわけではないけど、それはいったん置いといて。
PLの気分でRPすることで起こりうる問題は、場のRPがPLの思い通りにならないから、PCも気を損ねるというもの。
これが一番よくない。意味が分からないし、絶対にやめよう。
RP中にPLの苦手な要素や嫌なことがあった場合、話題を変えるか、適当な理由を付けて退出するのが一番いい。他のゲームしよう。
相手PLが迷惑行為をしたなどの場合、そもそもRPで対応しなくてもいいので、PLで言うなり無視するなりしよう。
なんか
直接RPに関係することではないけど、たぶん大事そうなこと。
文章
RPはテキストでのやり取りである。詳細やアイコン芸なども存在するけど、あれもこれもまともな文章ができてからの話。
RPに限った話ではないけど、まずは文章表現に凝ることよりも、普通に読みやすいことを心がけよう。誤字なんかをなくすことはもちろんのこと、相手に分かりやすく伝える努力をし、相手に読解の努力を求めないようにしたい。
テキストの整形
文章を書いたら軽く推敲をしよう。
相手に何を伝えたいのかはっきりさせ、環境が許すなら声に出して読んでみよう。ってGoogleの検索結果が言っていた。すごく参考になる。
- 誤字脱字はないか?
- 主語が抜けていないか? ←倉林がよくやる
- てにをはは正しいか?
- 意味を間違えて使っていないか?
多少の誤字や脱字くらいなら相手もくみ取ってくれるが、あんまりに多いと、こう、フフッてなるので……。倉林もいつもそういう誤字をやります。本当にすみません。
相手と自分の持つ情報
自分にとっての常識は、相手にとってもそうとは限らない。
例えば倉林は「ダーウィン結節」が何か知っているけど、たいていの人はいや何それ? ってなると思う。RPで言われたらまずGoogle検索することでしょう。こういう単語は世の中にいっぱいある。
一般的な(?)知識についてもそうなのだから、キャラクターの表現についても同様。
自分はキャラクターの情報を全て知っているから、適当な発言でも意味が分かる。でも、他PLはそうではないので、「そのRPはどういう意味?」「その表現は何のために?」となる。
自分が知っていることと他人が知っていることは違うというのは視点漏れになりがちだ。伝わる前提で発言するのはやめよう。
情報共有をさぼった発言って、ガチで意味が分かんないので。倉林がやりがち。いつもすみません。
PLがガチで知らない・分からないのと、PCが知らない・分からないのとはまた別の話だよ。ややこしいですね。
平易な文章
文章の伝わりやすさのためには、凝らずに普通の単語や常用漢字を使ったほうがいい。
ここでの普通でない単語とは、方言やスラングなどのこと。
言語、方言
例えば、マイナーな国の言語。
英語くらいならまあいいと思うけど、それ以外はみんな分からない。使うなら訳を添える、別に読まなくてもいい一言にする、などしたほうがよい。意味が分からない異国語の代名詞として出すならそのままでよし。
例えば、日本の方言。
関西弁くらいなら誰でもだいたい分かるけども、それ以外の方言をキャラクター表現に用いる場合は気を使うほうがよい。多分伝わらないので。
まあ方言に限って言えば、PLが素でローカルな言い回しをすることもあるので、仕方ない部分もある。倉林も気付かずに使ってると思う、「さんごじゅうご」とか。
スラング
スラング、特にネットスラングを指す。「w」「草」とかね。
これはなるべくやめたほうがいい。ちょっとジャパニーズな世界観がちらついてしまうし、ネットスラングというのは性格の悪い言葉が多いので、まあ~ちょっとモラル的な部分が悪く伝わる可能性がある。地の文ならともかく、PCの発言としてはなおさら。
スラングを知る相手にはそういう風に伝わるし、そもそもスラングに詳しくない相手には意味が伝わらない。あんまり得がない。
スラングの必要性(と、嫌味のない面白さ)を管理できるなら好きに使うのがいいと思う。