主体
ダイス>5 殺伐とした過去
ダイス>5 寝食が欲望
ダイス>4 服装のイメージ
スペードの8
年若い少年。物心ついた頃にはスラムでその日暮らしをしていた孤児。
手先から小さなとげのような光を出せるが、活用法はよく分からない。
腹いっぱい食って、ふかふかのベッドで眠るのが夢。
1
ダイス>2 昼
ダイス>4 街(路地、歩道橋、どこか)
d66>22 生
鉢持たぬ草はおなかに日光を溜めて俺に食われたがってる
スラムの狭苦しい裏路地でも、日の光だけは平等に降り注ぐ。皮膚の上をすべる温かさを感じている間、自分が生きていることを知り、それだけで生きていけるわけでないことを知る。
炉端の石畳からかろうじて生える草花のほうが、飢えた体にはありがたいのだ。
2
砕け散るほがらかな花の鉢の上ほがらかな顔が俺に謝る
たまに路地以外を通り抜けようと思ったら、こういう事故に見舞われることもある。
幸いと互いに怪我はせずに済んだが、怪我にも事故にも気付くのが遅れた。
やたらと表情豊かな顔のほうが、気になったから。
3
羽虫って花に惹かれるものらしい留まる勇気を持たない羽虫
植え替えれば花は平気だよ、と少女が笑った。
見てて、と同じ口で言うので、花の多い店頭に初めて足を踏み入れた。
でも、まるで場違いだ。