す~ごく楽しかった。
概要
ポストクロッシング (Postcrossing)はオンラインプロジェクトの一種で、世界中にいる会員同士が実際のハガキ(通常は絵はがき)を送りあうことを楽しむもの。
ポストクロッシングとはこういうやつ。
要約すると「世界中のランダムな相手にポストカードを送ったり、送られたりする、一方通行の文通」。
一方通行なので、自分のタイミングで書けるし、もし希望するなら(ポスクロサービスを経由せず)双方間で直接文通を開始することもできる。
ついでに、文通相手に日本人相手を含むこともできるし、含まないオプションもある。充実。
楽し~
送信
ポストカードを選び、文章を書き、出す。これが一通分の作業。
人に絵葉書を出すのなんて何年振りだろうって感じだった。年賀状はまた別だし……。
カードを出す相手は見ず知らずの外国人で、内容に迷う場合は相手のプロフィールを参考にして書く。
手紙の内容の希望が書いてあることも多く、例えば「私は読書が好きなので、あなたの好きな作家を教えてね」「あなたの暮らしぶりを教えてね」「母国語で手紙を書いて、英訳も添えてね」みたいな人もいる。
倉林の一通目のお相手は元鉄道職員らしかったので、寝台列車っていいよね~みたいな話を書いた。送信ポストカードの内容を記録しておくのを忘れたので既に曖昧である。撮っておけばよかった。
ポストカードは、いつ買ったのか覚えがない地元のクリエイターが書いた地元柄の絵葉書と、Boothで買ったやつを使った。
Boothで探すときはきれいな絵柄に目が行くんだけど、受信側としてはやっぱり日本っぽいものが嬉しいのかな~。でも非京都人の倉林がむやみに京都推しの絵柄とかを使うのは若干「嘘」があるしな……。悩ましいね。
受信
ポスクロは送信した数と同じだけ手紙を受け取れるシステム。いっぱい欲しいならいっぱい出せばいいが、いつ・何通を受け取れるかは運(システムの采配による)。
倉林は3/17に二通を出した。うち一通が3/29、もう一通が4/6頃に相手方に届いたっぽい。
その後、4/10までに一通の手紙を受け取った。受け取った手紙の消印を見る限り、これは3/31に出されたのかな?
こうして見ると1サイクルが結構早い。送信はともかく、受け取りは軽く三ヶ月くらい待つつもりでいた。嬉しい。
というかみんな手紙書くのがすごく早いね。今回関わった人はみんな送受信数三桁越えだったので、ポスクロガチ勢らしいです。うち一人は四桁だった。すごいな……。
人から手紙をもらうのって、めちゃめちゃ嬉しいので、おすすめです。
手順
postcrossing.comにおける基本的な流れは以下。
- サイトに会員登録
- 手紙を送る申請をする
- 2に宛てて書く・出す
1. サイトに会員登録
まずは会員登録をする。会員制と言われるのはこのため。
登録は無料だし、この時点では個人情報のやり取りは発生しない。
公式サイトでは「他の人が受け取ったポストカード一覧」を見られる。眺めるだけなら登録も不要なので、雰囲気を確認したいとき、かわいい絵でテンションを上げたいときとかに最高。
世の中にはたくさんのポストカードがあるんだな……って気持ちになれる。ポストカードってなぜこんなにかわいいんでしょうね。
2. 手紙を送る申請をする
手紙を送ります! という操作をする。
これをすると、誰か一人の住所が表示される。送信相手を任意で選ぶことはできない。ここ宛てに各々で書いてね、という感じ。
受信登録に必要なポストカードIDの記載さえ忘れなければ、他に気にする点はない。とってもゆるい。
送信は一応期限があるので、それまでに書いて出すことになる。数ヶ月くらいある長めの期限だけど、まあ海外郵便だし、短めに見積もっておくのがいいのかも。
この期限は「受信側が受信登録できる有効期限(=自分が送信した判定を得られる期限)」というだけなので、過ぎてもペナルティなどはない。送れるならいつでも送ればよい。
3. 2に宛てて書く・出す
実際に手紙を書いて出す。
送信相手の情報は前述通りプロフィールで確認できるので、それを参考にして書く。
プロフィール内容はたいてい自己紹介、来歴、趣味や好きなもの、など。
カード自体については「手作りのポスカも歓迎します」「ただしヌードや過激な絵柄は遠慮してね」程度の希望が多い。まあ常識的なお手紙って感じだ。
送信は郵便局でやってもらう。
注意とか
個人情報
誰かに送信した時点で、知らない相手に自分の住所を晒す可能性がある。
また、プロフィールの「ユーザーネーム」「本名(の下)」は送受信に無関係な他人にも見られる可能性がある。
プロフィール自体は会員のみ閲覧可の設定にできるが、会員登録自体もそんな難しい操作じゃないので。
システム自体が性善説を土台にしているので、合わない人には合わないかも。気になるなら私書箱とかを使うのがいいかもしれない。
英語
そもそも「世界中にいる会員同士が~」という遊びである通り、使われる言語がさまざま。
まず、英語でのやり取りが大前提になる。
各人のプロフィールには「理解できる言語」の項目がある。
日本語の通じる相手なら日本語で書いていいと思うけど、たいていは「英語とドイツ語」とか「英語とスペイン語、韓国語が少し」などという感じなので、日本語話者に当たる確率は低そう。基本的に英語で書くことになるだろう。
これは送信時だけでなく受信時も同様。つまり、相手からもバチバチ手書き英語のカードが届く。
これがね~~~~~~まあ読みづらいのなんの。当然ながら活字の印刷ではないので、字体の癖とか、汚さとかも頑張って読解することになる。これが手書きの味わいというやつですね。
oとaとcの区別が付きづらいかも。あとrがよく分からない形をしている。kの癖字率も高い。
他に見分けが付かないのは「b」と「lo」とか、「if」と「it」とか。この辺は文脈を見れば分かるからまだいいか。
いつか筆記体のカードに当たったらどうしよう。仁義なき読解が始まる。
倉林もなるべく字をきれいに書こうと思います。