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短歌 滅び

2024-10-10

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墨でぬり絵した更紙の町並みに幽霊じみたわたしが息づく

 

終末は寂しい 彗星が孤独に嘆いて落ちるだけと知り寂しい

 

ぐずぐずするのは人くらいだ流星はすっと流れてぱっと消える

 

「人生をかけた必死の……」賭け銭を失ったあとの語り部のぼく