物理トランプで遊びたいので物理優遇のシナリオ試作。
物理っていいですね……。
遺跡調査1
遺跡の情報
ジョーカー
詳細不明。未踏の地、あるいは不完全な存在。
6クラブ
6部屋ある。未知の文明が見つかるかも?
12スペード
陥没、崩壊しかけ。
そこにあなたは迎え入れられる。
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□□←入口
探索
♠7 泥の障害系
自然に埋もれた遺跡は天然の罠と化している。門付近は広く泥が張っており、迂回を余儀なくされた。
❤️5 炎の知識系
ろうそくが灯った暗い部屋。中央には大きな魔法陣がある。解析ができそうだ。
🍀1 動物・生物、消耗系
細い通路はネズミの巣と化し、糞や古い食料類が溜まっている。まるきり肥溜めの臭いだ……。通り抜けは難なくいけたが、気分はだいぶ悪くなった。
ジョーカー!ボスだ!!
通路の先の小部屋には、親玉らしい肥えたネズミが居座っていた。伸びた牙は凶悪そうに黒ずんでいる……。
♦4 水、資源系
突き当りの壁際には、澄んだ泉が広がっていた。にじみ出た地下水が自然に溜まったのだろうか。水質を見るに、ネズミたちも手を付けていないようだ。わずかな時間だけだが休憩できた。
🍀7 泥、消耗系
廊下は途中から泥に侵食されていた。残骸が頭まで沈んでいる様子を見るに、底はなさそうだ。足場が崩れる前に引き返した。
遺跡調査2
遺跡の情報
♠5 変わりゆく 生活系(居住区、庇護)
❤️J 11部屋、古びた技術
♠11 漆黒、暗黒のダンジョンにあなたは迎え入れられる。
町からあぶれた貧民のために建てられた区域。
救済の面は始めのうちこそ発揮されていたが、本国の戦争や疫病、野盗の発生などの度重なる困難により、弱者の居場所は荒れ果て、やがて忘れ去られた。
現在では闇に飲まれており、屋根を必要とする旅人すらも近付こうとはしない。
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□□←入口
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探索!
♦7 石板・石碑と資源系
正門すぐには重々しい石碑が倒れている。
居住区建設当初の志を記すものだ。既に古びて欠けた碑文が哀愁を誘う。
机の下に扉の破損した箱が落ちていた。おそらくは金庫で、居住区全体で管理していた財産を入れていたのだろう。金が力を持たなくなるほどの呪われた環境には、盗人すらも手を付けなかったらしい。
❤️9 パズル 消耗系
受付の壁際には似たような箱が並んでいた。どれも扉は壊れている。
うち複数は毒虫の巣になっており、照明で照らすなり彼らは一目散に散っていった。ちくりと痛む指は、毒針に刺されてしまったようだ。
♦13 はしごや段差、資源系
居住区の各区画へと続く階段だ。一階と二階にそれぞれ各四部屋が連なっている。
踊り場は放置された物資置き場と化している。いつの品かは分からないが、まだ生きている水のボトルも紛れていた。必要な住人に行き渡らなかったようだ。
♠12 穴・床抜け 障害
一階の居住区を順に見回る。
最も手前の部屋は派手に陥没しており、立ち入れなかった。しかし、わざわざ探索する意味もなさそうなのが幸いか。入口からでは、元が何かも分からぬ残骸しか見えない。
🍀7 石板・石碑、知識系
隣の部屋。誰かが石材で彫刻をしていたのだろうか、得も言われぬ形が所狭しと並んでいる。
大した価値は付けられないだろうが、その中に興味深い一節を見つけた。神への祝詞と思しき数行だ。この辺りの信仰とは違う。
ジョーカー!ボスだ!
隣の部屋。扉を開けるなり亡者に襲われる。
腐敗した状態を抜きにしても随分とやせ細った体躯だが、既に死んでいるはずの眼はぎらぎらと輝いていた。死した者の妄執たるや恐ろしいものがある。
犠牲を払ったが無力化に成功。黙祷を捧げ、処理する。
🍀11 壁・縄、知識系
二階の探索へ向かう。入口近い部屋は荒らされやすいのか、目立つものは破壊された後か、もしくは持ち去られた後のようだ。
壁際、呪いの文句ともとれる文章が記されていた。
いわく、配給されるはずの食事が全く足りていないこと。飢えた人間から動けなくなっていくこと。ただ唯一、野外にさらされない環境だけが救いだが、それも腐敗した肉の匂いを閉じ込めるだけであったこと。
いつ我が子の肉を食うことになるのか、と、震えた一文で締められている。
♦10 天井・柱、資源系
隣の部屋。例によってがらんどうな部屋だが、梁に革袋が引っ掛かっていた。今の今まで侵食されずに残っていたようだ。
中は数枚の銅貨だった。この環境では金も役に立たない。
♦1 土・粉・埃、資源系
隣の部屋。土砂が流れ込んでおり、ほとんど足の踏み場がない。埋もれた棚や木箱が複数あり、探れば成果になりそうだ。比較的環境がいいのを利用して一時の休憩所とした。
❤️1 土・粉・埃、消耗系
隣の部屋。埃っぽいが、二階のうちでは最も原型を残す部屋だ。ただし空気が異常に悪く、なんらかの刺激物が揮発しているものと推測。
奥に複数の死体が折り重なっているのが見えた。環境と関係があるかは不明。