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片手間の調薬

2025-02-08

シナリオ:鍋が歌うまでの制作中テストプレイ

キャラクター:#茶外套の薬草魔女

採集物

今日の採集物を整理しよう。

1

🎲2d6 → 5,2(合計 7)
生物の爪または牙
🎲1d6 → 2
大きさは?:拳大
🎲1d6 → 3
感触は?滑らか。すべすべだね…
🎲1d6 → 2
味は?酸っぱい
🎲1d6 → 4
効能は?:分離・崩壊

人をやすやすと呑み込むような大蛇から採取した牙。
主が死してなお毒を分泌しており、それは柔らかいもの(生物の表皮や内臓などだ)をじわじわと内側から破壊していく、強力な毒だ。

ある日の山道にて、老衰と見られる死体を通りがかりの旅人が見つけ、町はしばらくの騒ぎになった。素材が欲しいだの肉が欲しいだのの人員が死体のそばに集い、衛兵が交通整理しなければならないほどだった。
私があやかれた素材がこの牙だ。尻尾側の皮も欲しかったが、あの状況で欲張っては弾き出されかねなかった。

2

🎲2d6 → 4,4(合計 8)
灰・砂
🎲1d6 → 4
大きさは?:腕に抱えるくらい
🎲1d6 → 1
感触は?:ほぼ液体
🎲1d6 → 2
味は?:酸っぱい
🃏 → 🧡ハートの 5
🃏 → 🔶ダイヤの 7
🃏 → 🍀クローバーの 13
効能は?:酸・溶解、氷結・寒冷、漂白・浄化

やたらと粒が細かい砂。水のように流動的で、この砂が溜まった窪みが湖だと思われることもあるくらいだとか。

常にひやりと冷たく、触れたものの表面を溶かして吸収する性質を持つ。微量だと洗剤代わりなんかに使えるものの、量を少しでも誤ると手ごと真っ白に溶かされてしまう。

調合

🃏 → 🧡ハートの 7
🃏 → 🧡ハートの 3
素早く焼く・炒める、素早く刻む・砕く

さて、今日の調合の目的は牙の毒を抜くことだ。

あの大蛇の骨は軽量かつ丈夫、さらには強い毒耐性を持つことが確認されている。何の用途で使うにしても、まるで夢みたいな性質だ。
ただ、まともに取り扱うためには、まず蛇自身の毒を抜かねばならない。蛇が年寄りであればあるほど、その骨は自身の毒成分が行き渡っているはずだ。それらの解毒のために、この液体のような砂を用いてみよう。

まずは砂粒をすり潰す作業だ。元々粒が小さいとは言え、浸透しやすいに越したことはない。ただし余分な毒素のせいで浄化の効率が落ちては元も子もないので、慎重に清めた匙だけを使用する。
樽一つ分もある砂をひたすらすり潰すのは、それはそれは重労働だった。石臼の改造品は所持していたものの、その加工量も質も目標に全く足りない。……砂を滑らかにするだけで一日を潰した。これでも早い方には違いない。石臼は近い内に改良しよう、そう心に誓った。

翌朝。いよいよ牙を砂に浸ける作業だ。
砂の酸が強すぎて牙自体を溶かしてしまうと困るから、なるべく短時間で一工程を済ませねばならない。一方で、作業が早すぎても牙の分解作用が勝ってしまい、砂を無駄に消費してしまう。予備もあるとは言えど、無駄遣いはしたくない。

結果としては、牙の半分を駄目にしたが、残りの半分は成功した。毒抜き牙はかなり状態よく仕上がった。失敗作のほうも多少砕けてはしまったけど、見たところ毒は残っていないようだし、これはこれで使い道がありそうだ。
砂も若干だけ余りが出た。使い道は思い浮かばないが、用途はきっと多いし、ひとまずは取っておこう。保存方法の話は聞いたことがないが、まさか石の桶を溶かすことはないだろう。まさか。……一応、クミナにはそばに近付かないよう言い聞かせておくとする。