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人殺しの後の

2024-12-26

シナリオ:死体を埋める話

人を殺した

🃏 → 🔶ダイヤの 12

私は人を殺した。

🎲1d6 → 6
赤の他人を殺した。
🎲1d6 → 1
友人・クラスメイトと共に。
🎲1d6 → 1
刺殺した。
🎲1d6 → 3
救済のため。

いつもつらそうな顔をしていたから。理由はそれだけだった。

両手に掛かる液体が熱い。ぬるぬると赤く光るそれが床に一滴落ちる度に、私の手の温度までもが道連れに失われていくようだ。

人の体は柔らかく、そして硬かった。刃を差し込むと意外と抵抗があって(物理的な意味だ)、一度埋もれた刃はなかなか動かなかった。
どくどくと自分の鼓動が響いていて、変な気持ちがする。

動かない少年の体を抱えた友は、引きつった笑みを浮かべている。
たぶん、私も同じ顔をしているのだと思う。

🎲1d6 → 2
悲しみを得た。

彼は一言、死にたいと漏らした。

私たちが彼の声を聞いたのは、ただその一言だけだった。理由は知らない。置かれた環境も知らない。好きなことも、嫌いなことも。この子の名前も、何も。

私たちはみな似たような子どもで、孤独で、愚かだ。はさみを握った理由はそれだけだった。
彼の心臓を切り出したら、その空洞に他の何かを与えられるような気がしていた。彼も、もっと喜んでくれる気がしていた。そんなわけはない。人は――死ねば、それまでなのだから。

🎲1d6 → 2
山に埋める。

日常の街中に少年の死体があるはずはない。
私は、私たちは、日常を取り戻さねばならなかった。

彼の遺体は町中から運び出すことにした。自分の立場と将来を守るためというのもあるけど、それよりはずっと強い気持ちで、この子を街中の喧騒から離してやるべきかと思ったのだ。
違う場所で、違う人として生まれていれば、彼はもっと幸福だったのかもしれない。それは、私たちについても言えることだけど。

彼の体が土で見えなくなった頃、私たちは自然と抱き合って泣いた。不思議と罪の意識はなかった。取り返しのつかない行いをしたというという気持ちも。
ただ、

🎲1d6 → 5
罪悪感を得る。

彼の最期の眼が忘れられないのだ。